まだ付き合い始めたばかりだし?
こんなのはどーかしてると思う。
やきもち?
ううん、そんなんじゃない。
だってローラは妹みたいなものだし。
うん。
きっと、ちがう。
忍とローラがにこやかに何かを話してる。
もちろんその隣には雅人もいて三人ともかなり会話が楽しいのか、お互いを指差したりくっついてみたり・・・・・・。
ちくん。
そんなにローラにくっつく必要もないじゃない。
独占力?
あたしが忍に?
まさか。
ありえない。
でも心のどこかにもやもやがあるのは確か。
ローラは妹みたいなものなのに。
「沙羅、?」
「ぁ、」
「なんだよ、ぼーっとして」
「ううん、なんでもないよ。」
あたしはなんでもないフリをして忍の隣に座る。
いつの間にか忍の隣が指定席になっている。
付き合う前から。
付き合い始めたと言っても、気づいてる人も何人かいてローラもその一人。
そう、この中で知らないのは・・・・・・雅人のみ。
でもなんでだろ。
さっきのローラと話している忍が・・・男にみえた。
知ってるのに、知らない男みたいに。
いつの間にか、女の子からきれいな女性に、まるで蝶に変化したような・・・。
「女ってスゲーよな。」
「え?」
「ローラだよ、ローラ。まだまだ子供だと思ってたけど、今じゃりっぱなお嬢さんだぜ? 俺ら歳も取るはずだよな。」
「・・・・・・」
「あれじゃ、雅人もオチオチしてらんねーよな」
「・・・・・・」
「そのうち、お嫁さんにしたいナンバーワンとかなるんじゃねーの?
なあ?」
「じゃ、お嫁さんにしたら?」
「?、あ?」
「今ならローラもyesって答えるかもよ?」
「?、え?、沙羅?」
「そうだよ、そうすればいいじゃん、今すぐ別れようよ。」
「な、何言って、」
「まだ付き合いだしたばっかだし、お互い未練も残んないし、・・・」
「あ、もしかして妬きもち?」
「違うよ、あんたの本心だろ?」
「・・・沙羅、」
「どうせあたしなんて素直じゃないし、
いちいち怒鳴られんのも殴られんのもヤだろ、だから・・・」
「沙羅、いい加減怒るぞ!」
「いいよ、怒れば!?
そのまま怒って嫌いになって無視すればいーじゃん。」
あたしは視線をそらした。
もう、止まんない。
涙があふれそうだった。
「沙羅!」
「!」
「なんでそんなコトゆーんだ。」
「!・・・だって、」
あたしはいてもたってもいられなくなり走りだした。
「あ、こらっ!」
「待てよ、」
「待てったらっ!」
ハァ、ハァ、・・
所詮、男のしかも毎日何かしらで鍛えている足にかなうわけが無い。
いつのまにかつかまれている腕。
「せっかく自分の女にしたばかりなのに、逃がすわけねーだろ、」
ハァ、ハァ、
ハァ、ハァ、
「・・・あの子は、ずーっと昔に置いてきた自分みたいだった。
素直で可愛くて・・・みんなに愛されてて・・・・・・。」
「沙羅、」
唇が重なった。
「!」
「お前がどーおもってようと、俺が選んだのはお前だ。」
「・・・」
「お前なんだよ」
「・・・
・・・
あんたもつくづくバカよね。
こんな女なんか、やめればいいのに。」
「お前なぁー。
俺がもらわなきゃ、行くあても無いくせに。」
「・・・・・・そうかもね。」
「そうだろ?」
「・・・・・・
調子にのらないっ!」
「イテっ!」
「帰ろうぜ、明日も早いんだろ?」
「・・・・・・ん。」
恋人になってまだ日は浅いけど、一緒にいた年月の長さは半端じゃない。
こんなケンカはきっとまた何回も繰り返すんだろうな・・・。
でも、このつないだ手は離さないよね?
ね?
あたしは男を感じたその後姿を、ただ見つめ続けた。
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もっと情景を入れればよかった。
(=りゅーさんも???)
青春デスねー(遠い目…)
愛デスねー(銀河の彼方…)
思い出すと恥ずかしさともどかしさで、
あ゛〜!だ〜!!も〜!!!す〜!?て〜〜!!?
(/ ̄Д ̄;)/
もしかしてきゃーまさん、昔を思い出しちゃったのかしら?
いつかその体験談、参考にしたいので拡大して教えてね(笑)
あ?私ですか?私のモヤモヤは忍の不甲斐無さのみなので却下してやってください。
「いつまでも後ろから見守るばかりでは、子供は出来んぞ!忍!!」
って感じです。
(↑意味不明ですよね。)
書き直さなきゃいけないトコばかりですが、ココはメモなのでお許しを。
青春か、なんて青臭い文字なんだろう・・・・(ーー;)
コメントありがとうございまーす(^_^)v